金利が教えてくれること②
日銀がマイナス金利を解除する方向にどうやら舵を切りそうである。
日本の足元の物価はガソリン価格や水道光熱費を中心に高止まりしているものの、直近は緩やかな低下傾向を見せており、このタイミングで金利を上げるほどの明確な理由はないように思える。
一方、金利を上げて国内景気の過熱を抑えないといけない状況かといえば、最近の倒産が増加しているというニュースにもあるように、金利の上昇は不景気にさらに追い打ちをかけるだけで、まったく逆の状況のように見える。
今後、欧米のリセッション入りと中国経済の大失速が想定される中、日本経済が失速していくのは、時間の問題だと思われる。
ただ、株式の動きは、経済とはタイムラグがあったり、需給で決まる部分も大きく、たとえ上昇していても巧妙な騙しが組込まれているかもしれないので、腹八分目の手仕舞いが賢明である。
自分は株式などへの投資をしていないが、もしやっていたら、ショートのポジションをとっていたと思うので、今年はおそらく踏み上げられて、速攻で破産していたと思う。
それにしても、金利が上がり、債券の含み損を抱えて倒産したアメリカの銀行の相場観の無さは、素人以下かも知れない。
もしリセッション入りして金利が下がったとしても、今度は不景気による不良債権増加で倒産する銀行が増えるのではないか?
皆様の会社が儲かりますように!
日本橋七福神⑦
小網神社(福禄寿、辯財天)
東京都中央区
おにがわら すねお
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