経営の風を読む 『風は西から♪』

中小企業経営は理論と実践!あとは少しの運を味方につけるだけ!

プロでも難しい成功への道筋

大塚家具が親子でもめていた時に、大塚久美子社長の代わりに、もし自分が社長になっていたら、どうやって会社を立て直したのだろうか?


当時、大塚久美子社長の中途半端な価格戦略を失敗の原因だとした解説記事を沢山目にしたが、ならばどうすれば成功したのかを解説した記事など目にすることはなかった。


また、大塚久美子氏が一橋大学を卒業してメガバンクで働いてきたという相当優秀な人物であったことが、多くの人のやっかみや嫉妬心を引き起こした部分があったことも、久美子氏に対する否定的な意見の多さにつながったと考えられる。


要は、失敗の原因を後付けで色々と指摘することはできるが、成功するための方法について具体的に提案出来る人はほとんどいない。


それが経営のプロと言われている新浪氏や玉塚氏であれば、いきなりステーキや現在の楽天を立ち直らせることができるのかと言えば、それも甚だ疑問である。


今年は、PE(プライベートエクイティ)ファンドが買収したボロ会社の社長をやりませんか?というスカウトの話が自分にも数件来ていたが、上の話と同様で付加価値を上げるには相当無理があるとしか思えないものばかりであった。


PEファンドの投資案件で破産や特別清算が急増という記事を見て妙に納得してしまった。


   皆様の会社が儲かりますように!

     波上宮 (沖縄県那覇市)


      おにがわら すねお