我が社の顧問弁護士が不要な訳
昨年、勤務している会社で役員によるパワハラ事件が発生し、3名の社員が適応障害や鬱病の診断書を出してきた。
会社の顧問弁護士は社外取締役も兼務していたのだが、いわゆる中立の立場で判断するのかと思っていたら、思いっ切り役員を擁護する側だった。
むしろ、被害を受けた社員たちの方に能力が無かったから致し方ないという言い方をしてきて、逆に社員たちを守るどころか、非難してきたので多くの社員の間で大きな失望感が拡がった。
結局、その役員は社員からの診断書があったにも拘わらずパワハラを行ったという明らかな証拠が不十分なので、一部の行き過ぎた指導について、けん責処分とするという何とも曖昧な処分で終わったのである。
この弁護士は、今でも会社に楯突くのであれば、自分の費用で弁護士を雇いなさいと明言している。
これが中小企業におけるコンプライアンス委員会の外部窓口として任命している弁護士の実態である。
外部の敵と戦わないくせに、自社の社員に対して攻撃してくるというとんでもない弁護士である。
ワンマン社長とパワハラ上司がいて、顧問弁護士が会社側の代理人である会社では、社員に到底勝ち目などない。
ただ、外部の弁護士もパワハラの相談は受付けていない事務所が多く、金にならない案件はやらない弁護士事務所がほとんどなので、弱者は泣き寝入りするしかないのである。
正義の女神が掲げる天秤は、お金の受け皿という解釈が1番正しい。
皆様の会社が儲かりますように!
日本橋七福神⑤
松嶋神社 (大國神)
(東京都中央区)
おにがわら すねお
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