経営理念で判る社長の器
ホームページを作る時に、初めて経営理念を作るという会社も多く、だいたいの社長が他の会社の経営理念をパクって少し変えただけなのに、あたかも自分の信念のように主張している。
NIDECの永守重信氏の「すぐやる! 必ずやる! 出来るまでやる!」は、知っている人も多いと思うが、以前勤めていた会社の社長は、「すぐやれ! 必ずやれ! 出来るまでやれ!」と変えて、事務所の壁にデカデカと貼り付けていた。
永守氏の理念では、社員の自主性に任せた表現になっているが、後者は、ただの命令口調になっているところが、その社長の品格をよく表している。
また、大和ハウス工業の三惚れ精神「仕事に惚れろ! 会社に惚れろ! 自分に惚れろ!」をパクる社長もよく見かけるが、これも上の例と同様、社長の品のなさが透けて見えてくるのである。
松下幸之助は、
1.経営理念を確立できれば、経営が50%は成功したようなものだ。
2.ひとり1人の能力を最大限活かす環境を作ることができれば、経営は80%成功したようなものだ。
と経営理念と社風の重要性を説いている。
経営者が経営理念についてここまで深く真剣に考えていたとしても、受け手側の社員の心にどこまで響かせることができるかどうかは、やはり経営者の人格によるところが大きいと思われる。
最近、『中卒40歳年商12億円経営者』という動画をよく見ているが、本当に経営のヒントが沢山あって面白い動画だと思う。
業種や規模に関係なく、参考にすべきいい経営者の1人だといつも感心しながら見ている。
皆様の会社が儲かりますように!
日本橋七福神④
末廣神社 (毘沙門天)
(東京都中央区)
おにがわら すねお
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