資金繰り表を作ってみよう!
以前、貸借対照表(B/S)の右側が社長の仕事と書いたように、資金を調達(特に借入れを)することは経営者にとって重要な仕事のひとつである。
その借入れをするためには、この会社にお金を貸しても安全だと銀行に信用してもらう必要がある。 銀行がこの先6か月の売上予定と資金繰り表の提出を求めてくる理由はそれを数字で確認したいからである。
もし資金繰り表を経理や財務の担当者に作らせているのであれば、一度自分で作ってみることを是非お薦めしたい。
実は、資金繰り表は誰でも作れる簡単な表である。 まったく難しく考える必要はない。 主婦の家計簿となんら変わりはない。
それでもなんだか面倒くさそうで抵抗を感じる人も多いと思うが、以下のステップで作成していけば、誰でもすぐに作れるようになる。
1.まずは自分の会社の実際の資金の動きを知る!
① 各取引銀行の預金残高をデイリーベースで表にする
② 実際の月別の資金(現金)収支表を作成してみる。
人件費、外注費・材料費、税金・社会保険料などの大きな支払い項目と売上の入金額を月別に集計する。 それに財務入金(借入れ)と財務支払(返済)の額も表に足して毎月の現金ベースでのお金の増減の状況を見てみる
2.資金繰り表を過去の資金収支表を参考にしながら作成してみる!
3.キャッシュフロー計算書を作成してみる!(経理的な理解に立ち返る)
資金繰り表を作ることによって得られるメリットは、入ってくるお金と出ていくお金の実態をリアルに体感できるようになることである。 お金に対する感覚が今まで以上に敏感になり、売上を確保していくための戦略、お金の使い方、社員の動き方に対してもう1歩踏み込んだ考えを持てるようになってくる。
そして、決算書や試算表のP/L、B/Sと資金繰り表、CF計算書の関係性と意味が理解できるようになるだけでも、以前とは大きな差が出てくると思う。
経営者としてしっかりと経験を積んだ上で、資金繰り表を作成できるようになれば、これまでとは一味違った経営計画書が出来ることは間違いない。
理論と知識を身につけ、現場で経験を積むことによってその理論の理解を深め、さらに自分なりの理論を深化させて、もう一度現場で実践するということの繰り返しが、経営者としての幅を拡げてくれるのである。
要は、お金の出入りをきちんと整理して理解出来ている経営者が、お金を儲けることが出来ると思うのである。
♪Start right now!
さあ、すぐに始めよう!
♪Everyday is a brand new chance to start
again
毎日がやり直すチャンスなんだ
♪All we need is a little push from start to end
私たちに必要なのはほんの少しのやる気だけなんだ
♪You gonna need to say
こう言わないとね
♪We gonna find a new way
僕らには新しいやり方があるんだって
START RIGHT NOW, Young Pines
皆様の会社が儲かりますように!
空鞘稲生神社 (広島市)
おにがわら すねお
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