経営の風を読む 『風は西から♪』

中小企業経営は理論と実践!あとは少しの運を味方につけるだけ!

会社は嫉妬する者であふれてる

給料の低い者は、給料の高い者に嫉妬し、


昇進の遅い者は、昇進の速い者に嫉妬し、


学歴の低い者は、高学歴の者に嫉妬し、


仕事のできない者は、仕事のできる者に嫉妬する。


会社の業種や規模に関係なく、会社の中ではどこにでもある日常の風景ではある。


社内で様々な人間関係のトラブルが発生する度に、毎回ため息が出てしまうが、なぜこうした揉め事がなくならないのであろうか?


ただ、社長が長年かけて作り上げてきた組織によって、大きく違うことだけは確かである。


社長が低学歴でも現場や営業ができる人だと嫉妬心のような低俗な感情は出てこないが、営業もせず、現場もやったことのなくプライドだけが高い社長は、仕事のできる者に対し嫉妬心や恐怖心の塊となる場合が多い。


そもそもそういうレベルの社長は、高学歴者が自分の部下であり、自分がその人達よりも上の存在であることを社外に見せたいがために高学歴者を雇用しているという浅はかな動機である場合が非常に多い。 そうなると、経験もあり優秀な人たちはこんなレベルの低い社長の下では働けないと判断しすぐに辞めてしまうので、役員が初っ中変わっている会社は、社長に人望がない会社と見ていいのである。


一方、社員同士でも上司が部下に嫌がらせのような仕事をやらせたり、部下が上司に自分勝手な理由で公然と反発したりするのは、ほとんどが劣等感からくる嫉妬心が動機である場合が多いと思われる。


仕事をする時には、上司や部下の学歴も給料も気にすることはないが、彼らが失敗した時や納得のいかない判断をされた時には、そうしたことがそれぞれの劣等感に火を付けてしまうのである。


社内のパワハラ問題の根っこは、こうした劣等感と人を支配したいという欲求が絡み合った結果、起きているのではないかといつも感じてしまう。


自分も今の会社に入って3年経つが、その間にパワハラの事案が3件発生し、社員の2名と役員の1名が降格させられた。 一方で、そのパワハラの被害を受けた社員の方も、実は過去に自分の部下にパワハラを行っていたという話も出てきて、何がなんだかわからない状態である。 このようになった根本的な原因は、仕事の実力に関係なく、高卒と大卒の間で給与や昇進などの待遇面に大きな差があることだと自分は考えている。 


自分は社員の気持ちをまとめるために、ジーコ・スピリットの


1.献身  仲間のために汗をかくことを惜しまないこと


2.誠実  自分にも他人にも誠実であり、何事に対しても誠実に取組むこと


3.尊重  チームメート、チームスタッフだけでなく相手チームであろうと相手を尊重すること、そして感謝すること


を、何度となく社員に自らの行動規範にするよう求めてきたが、一連のパワハラの騒動を見て、みんなにジーコスピリットが浸透していかない理由がよく分かったような気がした。


みな自信過剰で、経験も知識も実績もないのに、自分の方が上だと思い込んでいる社員が多いのである。 


すべては、明るい職場環境から始まる。


シンプルで簡単なことができないからこそ人間なのだ。


だから少しでも神様に近づく努力をしないといけないのである。


♪We are one of a kind, irreplaceable   


僕たちは、それぞれが代わりがきかない存在なんだ


♪How did I get so blind and so cynical? 


どうして僕は愚かですねた見方しかできなかったんだろう?


♪If there's love in this life we're unstoppable 


もしこの人生に愛があれば、僕らは誰にも止められない


♪No, we can't be defeated         


僕たちは誰にも負けることなんてないんだ


     Wating For Love,  Avicii 


   皆様の会社が儲かりますように!

    大将軍八神社 (京都市)
     おにがわら すねお