役員とは役に立たない人員のこと!?
以前であれば社長をはじめ役員がバリバリ仕事をして、それを見倣って下の人間が同じように仕事をして、会社全体が成長していくという景色があちこちに見られた。 しかしながら、バブル崩壊後、日本全体の景気が停滞している中では、上司が部下に仕事で結果を見せること自体が難しい時代になってしまっている。
中小企業では社長や役員が仕事をしないにも拘わらず、部下に過大なノルマや目標を押し付けて、責任まで転嫁してしまう事例がかなり多い。
会社の社長や役員が遊びや飲食に金を好きなだけ使うだけで仕事もろくにしていないところを社員が見てしまうと、自分たちもあれでいいのだと思ってしまい、だんだんと同じような行動をするようになる。 むしろ、悪いところだけを見本にしてしまい、会社の成長を止めてしまうのである。
そうなると当然成績も上がらないわけで、社長や役員たちが部下に厳しい罵声を浴びせてなんとか目標を達成しようとするが、さらに社員が仕事をしなくなるという悪循環に陥ってしまうのである。
さらに状況を悪化させるのが、役員が明らかに間違った経営判断をしてしまい、社員のモチベーションを大きく下げることになる。
1.赤字受注が増える一方、売上減少に対して何も手を打てないところ
2. 明らかに無能な人間の採用および登用、有能な社員の降格ないし配置替え
3.顧客からのクレームから逃げて、社員に対応も責任も押し付ける
4.胡散臭い儲け話への投資失敗(本業以外の業種への進出、不動産や金融商品投資など)
そもそも仕事ができないので、当然のごとく間違った経営判断が多くなる。 役員がこの程度の判断しかできないのにこんなに高い給料(役員報酬)を取っているのかと思うと、社員からは不平不満しか出てこなくなる。 そして社員への給料は上げないくせに、他人には格好をつけたがる癖があるので、胡散臭い話には何のためらいもなく大金を使ってしまうことがよくある。 そんなことにはお金を使って、社員に払うお金は惜しいのか!と多くの社員と思われて、経営陣の求心力はどんどん低下していくのである。
そうした会社に部下を育てる文化があるわけもないので、社員が退職して人数が減少するとともに会社の成長は止まり、徐々に衰退の道を辿ることになる。
特に、社内で会議の種類が多く、長時間の会議を行っている会社は要注意である。
なぜならば、仕事をしたフリをしたい役員とサボりたい社員の利害が一致しているからである。
長年の実績があり顧客の基盤がしっかりしている会社であればあるほど、苦労しなくてもある程度の売上があがってくるので、役員や社員は会議で時間を潰すようになる。
表面的には会議が長過ぎると不平不満を言いつつも、実は多くの人間が内心喜んで会議に出席しているのである。
結局、仕事をしない役員がその下に似たような仕事のできない部長をつけ、さらにその部長が仕事のできない課長をつけることで、会社全体が腐っていくのである。 一部に良識があり責任感をもって仕事をする社員がいても所詮少数派なので、意見が通ることはない。
では、会社を良くするにはどうすればいいのか?
おすすめは、今まで重用していた幹部と反目する社員を探して自分の下につけることである。 そうしたら、自分とは正反対の仕事のできる社員のピラミッドが自然にできあがってくるのである。
自分の人事が成功すれば、一転してできる社長へと評価が変わり、社員もついてくるようになるはずである(?)
♪Be yourself
自分らしくするべきだ
♪Give your free will a chance
君は自由なんだからチャンスをつかめ
♪You've got to want to succeed
もし君が本気で成功したいのなら
Owner of A Lonely Heart, Yes
皆様の会社が儲かりますように!
八大龍王神社 (熊本県菊池市)
おにがわら すねお
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。